酵素とは何か?その3。pHとの関係。ダイエットに関連する酵素の特徴について。

酵素とは何か?その3。pHとの関係。
ダイエットに関係してくる酵素の特徴などについてをここで紹介します。

酵素とph(酸性アルカリ性度指数)との関係

結論を言うと、【酵素】は、
胃酸という強烈な酸や、
腸液というアルカリ性の状態など、
その酵素が置かれている酸性アルカリ性度の影響を受けやすく、
その度合によって、働きが全く異なる、ということです。

「酵素のほとんどがタンパク質であるがゆえに、
酵素もタンパク質が持つ特徴を有していることが多い」というのは、
このサイトの「酵素とは何か、その2」でも述べた通りですね。

ダイエットに関係する酵素の特徴とは何か

具体的に、どんな点が、タンパク質である酵素の特徴でしょうか。

ここでは、特に酵素に関して、
ダイエット、健康・美容に関係する特徴について考えてみましょう。

酵素の特徴のひとつは、
「酸性度を示す指数であるpHの影響を大きく受ける」ということです。

これは一体どういう意味なんでしょうか?

水溶液では、
酸性度・中性度・アルカリ性の度合いを示す指数として、
「水素イオン濃度指数
(略してpH読む時は、普通ドイツ語式にペーハーと読むことが多いが、
英語式にピーエイチと読むこともある。
アイルランド人、一部イギリス人は、ピーヘイチと読むこともある)
、パワー (または、ポテンシャル) オブ ハイドロジェン(または、プロトン)の略)」が用いられます。

これは、指数関数を使った表現です。
普通一般には、水溶液の場合、pHの値は、ph0から、ph14までの範囲があります。

中性の水溶液、あるいは、純粋の水の場合、1気圧、摂氏25度で、phは7となります。

ph0からph7未満は、酸性水溶液、ph7を超えてph14
(以上も存在することもあるが)はアルカリ性、と表現されます。

10を底数にとった、指数関数を使っているので、
pHの数値が1違うと、水素イオンの濃度は、10の1乗、つまり10倍違うことを意味します。

さらに、pHの数値が2ちがうと、
10の2乗つまり、100倍、水素イオンの濃度が違う、
ということを意味します。

ついでに、phの数値が3違うと、、、もうお分かりですね、
水素イオンの存在数は、10の3乗、つまり、1000倍違う、ということを意味しています。

ちなみに、数字が小さいほうが水溶液中の水素イオンが多く、酸性を示している、ということになります。

例えば、純水のpHは7で、
胃酸のpHは1付近ですから、
純水の水に比べると、胃酸中の水素イオンは、
(7-1)=6ですから、十の6乗倍つまり1000000倍、そう、100万倍多く存在していることを意味しています。

酵素を食べた時に一番、pHつまり、酸性、アルカリ性が問題になるのは、
そう、食物が胃に入って胃酸と接触するときですね。

胃酸の酸性度はかなりキツく、上述のとおり、
pH1からpH1.5になっているといわれます。

また、胃を通り越して、腸管に食べたものが送り込まれると、
今度は、酸性ではなく、アルカリ性を示すようになっています。

もし、酸性のままだと、
腸管で出される酵素が働きにくくなる、といわれています。

また、適度に、酸性度を下げておかないと、
胃酸の中だけで有効になっていればよかった酵素群が、
活性を保ったままとなり、
最悪、腸管を消化してしまう、

つまり、腸管に穴が空いてしまう、
ということになりかねません。

ですから、腸管内のpHは、生命維持、消化を円滑にするめるため、
などのために、非常に重要であるといえます。

酵素ドリンクとダイエットとpHとの関係について

それで、このサイトのテーマである、
ダイエットと酵素との関係についてですが、
酵素ドリンクを飲む時に、腸の中のphつまり、
酸性かアルカリ性かによって、
ドリンクに含まれている酵素の働きが大きく異なってくる、ということです。

酵素とは何か?その4へ 続く

このページの先頭へ