酵素とは何か?その2。ダイエットに役立つ酵素の概要など。酵素のほとんどはタンパク質。

酵素とは何か、その2。ここでは、ダイエットに役立つ、酵素の概要などについて紹介します。
このページのポイント:

ほとんどの酵素は「タンパク質」である

ということです。
酵素は、化学反応を触媒する化学物質であることは既に述べたとおりですね。ここからは、どんな化学物質なのかについて、みていきましょう。酵素のほとんどは、タンパク質を基にして構成されています。一部、RNAという物質である酵素もありますが、ほとんどの酵素はタンパク質でできています。
では、「タンパク質とは何か。」ですね。

タンパク質は、アミノ酸が多数化学結合してできた高分子の化学物質である

タンパク質は、アミノ酸というユニットが、いくつも化学的に結合してできた、分子量の大きな化学物質のことです。
この辺りの厳密な定義に関して考えると、さすがのウィキペディアも、残念ながらあまり正確には表現されていませんね。。化学的な定義からすると、ウィキペディアの「タンパク質」の項目に関する表現は、正確ではありません。その定義によると、「20種類のL-アミノ酸が… 結合して」、と限定されていますが、別に、20種類のアミノ酸だけで構成されたものをタンパク質というわけではありません。
それに、生命体には、L-型だけのアミノ酸が存在するわけでもありません。特に微生物の中には、L型だけでなく、D型のアミノ酸も、規則正しく、配列されています。
ここに至っても、やはり、正確な情報を探し当てて理解して自分のものにする、というのは、並大抵の努力では達成できませんね。
このウェブサイトでは、化学的あるいは科学的に正確で、正しい情報を得るのにとても役立つ情報を常に発信し続けています。是非このウェブサイトを参考にして、あなたの、健康、美容、美しさを短時間に かなえるために役立ててくださいね。

DNAとRNAの違いとは

途中、先ほど、RNAという単語が出てきましたが、RNAというのは、文字通り、DNAとよく似ています。DNAは、細胞中の核にしまい込まれていて、その生物がどのような生命体かという、情報を有しています。
「デボキシ化されたRNA」のことを「DNA」と呼んでいるので、本来は、DNAというのは、dRNA と書くほうが自然なんですが、そうはせずに、DNAという表記の方のみもっぱら使用されますね。デボキシ化とは何か、、説明はできますが、ここでは、ちょっと、要点がボケてしまう恐れがあるので、別の機会に表現することに致します。
化学の実験は、世界中でどこでも先を争う競争ですので、表記はできるだけ簡便に、早く正確に書き分けることができて、かつ、間違った意味を持つことが無いように、というコンセプトのもと、使われてきたことが多い、という歴史があります。DNAを、わざわざ、dRNAと表現していたとすれば、現代化学の遺伝子、DNAに関する研究は少なからず、遅れていたことでしょう。
数学・算数の話になってしまいますが、日本でも、和算という日本古来の 数学、算数が考えだされていて、微分、積分に関する計算方法も、西洋に負けじとも劣らず、かなりイイ線まで行っていたといわれていますが、なにせ、数字を、全部漢数字で書いていたがために、西洋の簡便なアラビア数字使用による発展に負けた、と一般に言われています。ですので、単語、文字をどうやって書くか、というのは、その分野の発展、進歩状況に直に影響を与えるファクターであるともいえるでしょう。

タンパク質でできた酵素のもつ一般的な特徴とは

さて、酵素のほとんどは、タンパク質であるために、酵素のほとんどは、タンパク質が一般に有する性質をも持ち合わせています。
例えば、酵素は一般に、タンパク質と同じように、その温度、圧力、酸性アルカリ性度の指数であるpH、濃度、金属イオンの存在状態、などによって、触媒としての働きのスピードが、かなり大きく変わってきます。
酵素とは何か?その3へ 続く

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